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ジャズ、ときどきまち歩き。音楽・映画・本とまち歩きについて書いています。

We Free Kings / Roland Kirk

We Free Kings

We Free Kings


「You Did It, You Did It」にやられた。フルートにブルースを表現する力がここまであるなんて知らなかった。フルートが語るのである。ああ、たった2分半の時間だが、聴く方の心がうなってしまう。

 美しい音がつまったアルバムだが、この曲だけは特別にいつでも聴けるように準備しておかなければならない。いや、この曲だけ抜き取っても感動は得られるが、一曲目のフルートが、サヒブ・シハブと並び、二曲目のソプラノ・サックス(manzello)と三曲目のテナーが、ブルースを歌い上げ、続く曲のソプラノが美しさで魅了し、六曲目のアルト・サックス(strich)がパーカーのブルースで疾走し、またも七曲目で美しく力強いブルースで心を鷲掴みにされたあとに、聴いた方が感動が大きいことはいうまでもなく、残る二曲はその余韻を楽しむために欠かせない曲だが、単にそれだけでおさまるものではないから、用心しなくてはならない。

そう、ラサーン・ローランド・カークは外野の言葉には注意が必要だ。まっすぐに聴き、あとはとことん付き合って考えさせられる。感動の音楽をぼくらに残してくれた人だ。

1-2、7-9
Rolamd Kirk(reader) Hank Jones(p) Wendell Marshall(b) Charlie Persip (ds)
3-6, 10
Rolamd Kirk(reader) Richard Wyands(p) Art Davis(b) Charlie Persip (ds)

August 16,17,1961 NYC

曲目

  1. Three For The Festival (Roland Kirk)
  2. Moon Song (Arthur Johnston / Sam Coslow)
  3. A Sack Full Of Soul (Roland Kirk)
  4. The Haunted Melody (Roland Kirk)
  5. Blues For Alice (alt. take) Charlie Parker)
  6. Blues For Alice Charlie Parker)
  7. We Free Kings (Roland Kirk)
  8. You Did It, You Did It (Roland Kirk)
  9. Some Kind Of Love (Roland Kirk)
  10. My Delight (Roland Kirk)